2024年12月の訪日外国人客数が単月として過去最高を記録しました。日本政府観光局(JNTO)が公開した調査データを基に、最新の動向をお届けします。
訪日外客数の推移と過去最高記録
2024年12月の訪日外国人数は3,489,800人であり、前年同月比では27.6%増、2019年同月比では38.1%増となりました。この数字は、単月として過去最高を記録し、3ヶ月連続で300万人を超える訪日外国人数を達成しています。また、2024年の年間累計訪日外国人数は約3,687万人に達し、前年対比で47.1%の増加、2019年比では15.6%の増加を示しています。12月はスクールホリデーやクリスマス、年末年始に合わせた旅行需要が増加しました。
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国籍別の動向
主要国の訪問者数
2024年12月の訪日外国人数を国別で見ると、韓国が86万7400人で2023年同月比で27.6%の増加、中国が60万4200人で93.4%増加、台湾が49万1200人で23%増加、米国が23万8500人で30.2%増加、香港が28万5600人で13.7%増加となっています。特に韓国と米国からの訪日者数が大幅に増加しています。
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一人あたりの旅行支出
全体の一人当たり旅行支出は約22.7万円で、前年と比較して6.8%増加しました。国別では、欧米豪の旅行者の支出が高い傾向にあり、特にイギリスからの旅行者は約38.3万円と最も高く、次いでオーストラリア、スペイン、フランス、イタリアと続きます。
旅行消費額の内訳
宿泊費が全体の33.6%を占め最も高く、次いで買物代(29.5%)、飲食費(21.5%)が続きます。特に買物代の割合は前年より増加しました。1人当たりの旅行支出では、宿泊費(7万7千円)が最も高く、次いで買物代(6万6千円)、飲食費(4万9千円)となっています。
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宿泊費は欧米豪で高い傾向がみられ、中でも英国が17万円超、オーストラリアが16万円超と高く、娯楽等のサービス費はオーストラリア(3万円)が高く、買い物代は中国(11万9千円)が突出して高い結果となっています。
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インバウンドニュース
NYタイムズに選出!富山と大阪に注目が集まる
2025年1月7日に米国誌「The New York Times」の選ぶ「2025年に行くべき52ヵ所(52 Places to Go in 2025)」が発表され、日本からは富山と大阪の2ヵ所が選出されました。2024年には山口、2023年には盛岡と福岡が選出されています。
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2024年インバウンドで最も人気のアクティビティ
日本最大級の国内アクティビティ予約サイトを運営するアクティビティジャパン(KKdayグループ)が2024年の人気アクティビティランキングを発表しました。
2024年は手軽さを重視したアクティビティが注目され、シュノーケリングや箸づくり体験、カヌー・カヤック体験が上位3位にランクインしました。インバウンド需要拡大につき、特定の地域や季節ならではの魅力や日本文化や伝統工芸に触れるアクティビティが人気となっています。
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